皆さんはコーヒーとチョコレートの組み合わせはお好きですか?
苦みのあるコーヒーに甘いチョコレート。最高の組み合わせですよね!
ですがその一方で、コーヒーとチョコレートの組み合わせは体に良くないという意見もあります。
いったいどっちが本当なのでしょうか?
コーヒーとチョコレートの共通点
コーヒーとチョコレートにはたくさんの共通点があります。
まず原産地です。
チョコレートの原料となるカカオ豆と、コーヒーの原料となるコーヒー豆が生産されている地域はかなり似ています。
コーヒー豆はベトナムやインドネシアの東南アジアでも生産されますが、トップは断トツでブラジルです。
一方のカカオ豆は、コートジボワールやガーナなどの西アフリカに加え、やはりエクアドルやブラジルといった南米地方でも生産されます。
どちらも1年を通して気温が高く、なおかつ気候の変動が多いところで生産されているのです。
そして生産工程も同じ。
どちらもそれぞれの豆を焙煎し、それを専用の器具で挽いて作ります。
どちらも焙煎方法によって味に違いが生じ、浅く焙煎すれば酸味が、深く焙煎すれば苦みが増すという点も同じです。
産地も作り方も似ているなんて、もう親戚といってもいいかもしれませんね。
コーヒーとチョコの組み合わせは
そんなコーヒーとチョコレートは、昔から良くある組み合わせみたいです。
コーヒーもチョコレートも一般に広まっていくのは16世紀ごろなのですが、17世紀中盤ごろにはもうイギリスのコーヒーハウスで一緒に楽しまれていたといわれてます。
もう数百年にわたって、この組み合わせはおなじみのものなのですね。
もちろん味の相性に関しては言わずもがなです。
ですがその一方で、コーヒーとチョコレートの組み合わせにはほんの少しの危険性が潜んでいます。
まず気を付けるべきなのはカフェインの過剰摂取です。
コーヒーにはもちろんなのですが、チョコレートにもカフェインが含まれており、気を付けなければカフェインを摂りすぎてしまう可能性があります。
カフェインの目安量は1日400mg(成人の場合)
それに対してコーヒー1杯(150ml)のカフェイン量は70~80mg、
チョコレート100gのカフェイン量は25~35mg、
1杯のコーヒーブレイク程度なら問題ないでしょうが、何杯も飲むという方はチョコは控えた方が良いかもしれません。
そしてもう1点、チョコレートに含まれるポリフェノールは交感神経を活発にしてくれる作用があります。
これとカフェインの覚醒作用が組み合わさると、集中力アップにつながり、もうひと頑張りしたいときには最適です。
しかし腸の老化を早めるともいわれていますので、あまり頻繁に食べると、不調をきたす恐れもあります。
味の相性は最高のコーヒーとチョコレートですが、体のことを考えるとほどほどにしておいた方がよさそうです。
あとがき
コーヒーとチョコレート、相性は最高でもあり、ちょっぴり危険でもありました。
美味しいのは間違いないのですが、あまり頻繁に一緒に取らない方が良いみたいです。