皆さんは辛い食べ物ってお好きですか?

 

私はほどほどに辛いものは好きですが、激辛料理までいくとちょっと食べられません。

 

でも友人はにどれだけ辛くても平気という人もいたりして、、、

 

激辛でも平気な人って、苦手な人と比べていったい何が違うのでしょうか。

 

激辛好きの人は何が違う?

どれだけ辛い料理でも平気で食べられる人っていますよね。

 

普通の人からすればとても食べられない辛さでも、ぺろりと食べてしまいます。

 

 

でもその一方で、ちょっと辛いだけでもダメという人もいますよね。カレーの中辛ですでに涙目だったり。

 

確かに好きな味って人それぞれですし、味覚にも個人差があるとは思います。

 

でも激さへの耐性って、好き嫌いの範囲では収まらないほど、個人差があるような気もします。

 

この差って、いったい何なのでしょう?

 

辛さに強い人は何が違う?

辛みというのは、5味の中に入っていないため、味覚で感じるものではありません。

 

(5味…甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)

 

辛みは味覚とはまた別のところで、「刺激」として感じているのです。

 

 

辛いものが体内に入ると、辛みに対する受容体TRPV1(トリップブイワン)が反応します。

 

TRPV1は辛みの成分(カプサイシンなど)と結合し、舌が熱くなるような感覚をもたらします、

 

もともとTRPV1は温度に対して反応する受容体なので、「TRPV1が活発=口内の温度が高い」と錯覚してしまうのですね。

 

 

そしてこのTRPV1という受容体なのですが、辛い物を食べたときにどれくらい生成されるかは、遺伝的な要因があるといいます。

 

より多く生成されるほど、より辛さを感じやすくなります。

 

反対に言えばこのTRPV1が生成されにくい人ほど、辛さに鈍感になって、激辛でも平気で食べられるというわけですね。

 

 

さらにこのTRPV1は、“生成される頻度”によっても、その機能に差が生じるともいわれています。

 

日常的に辛いものを食べている人は、TRPV1の感度が低くなってしまうそうです。

 

そのため、より辛い物を食べないと辛みを感じられなってしまい、どんどん辛いものを求めてしまうんだとか。

 

辛いものは脳にも良い?食べ過ぎには注意

辛いものを食べると、汗が出てきて、スッキリとした気分になります。

 

カプサイシンには発汗効果新陳代謝促進の効果があることは有名ですよね。

 

それだけでなく、ドーパミンエンドルフィンを放出するという話もあります。

 

ドーパミンは興奮作用や快楽を与える神経物質、エンドルフィンは高揚感や満足感を与える神経伝達物質。

 

いずれも楽しい時や、何かを成し遂げた時に分泌されるものですね。

 

辛いものにハマってしまう人は、このドーパミンやエンドルフィンの働きで脳が高揚するような感覚を求めているともいわれています。

 

そういわれると、辛いものが食べられないってちょっと損な気がしてきました…

 

 

 

ですがやはり、食べ過ぎには気を付けなければなりません。

 

辛いものは刺激が強く、胃や腸の粘膜を荒らしてしまうこともあります。

 

慢性的な過剰摂取は健康を損なうこともありますので、激辛料理が大好きという方は注意してください。

 

ほどほどに楽しむにとどめておきましょう。

 

 

あとがき

実は脳にまで影響を与えていた激辛料理。

 

あの快感がクセになって、みんな辛い料理を求めていたのですね。

 

ですが食べ過ぎには要注意、健康を損なわないようにほどほどに楽しみましょう。