ハチミツって離乳食に良さそうなイメージを誤って持つ新米ママは依然多く、それによって引き起こされた事故はニュースにもなりましたね。某大手レシピサイトの離乳食レシピに堂々と蜂蜜入りの離乳食が大量に掲載され、運営側が放置していた事も問題となりました。しかし蜂蜜以外にも一歳未満の乳児の与えてはいけないものがありますので、今回はご紹介したいと思います。

 

 

蜂蜜についてのおさらい

ハチミツが一歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない理由は「ボツリヌス菌」が入っている可能性があるからです。乳児の未発達な腸はボツリヌス菌に対する免疫がありませんので、「乳児ボツリヌス症」を引き起こす原因となります。また、ボツリヌス菌は熱に強いため、蜂蜜が入った飲み物や加工食品も危険です。十分に注意しましょう。

 

ちなみに一歳を過ぎれば免疫機能が整うので食べさせる事ができるとされていますが、すぐには止めておいた方がいいでしょう。ハチミツがなくても特に困らないですしね。

 

 

蜂蜜以外にも一歳未満には危険な食品もあります。

食物アレルギーを起こしやすい食べ物は当然避けるべきですが、他にも意外と危険な食品もあります。

 

 

まずはアレルギーに気を付けたい食品。こちらはご存知の方も多いと思いますので、サラッといきます。鶏卵、そば、エビやカニ等の甲殻類、ピーナッツ、小麦粉、牛乳、青魚などが代表的ですね。

このような良く知られている食物は周知されているのですが、これらを使用した加工食品への注意度はとても低いのが現状です。以下が注意するべき加工食品です。

 

・マヨネーズ

マヨネーズに使用される鶏卵過熱されていない場合がほとんどなので、避けた方が無難です。過熱済みの卵が食べられるようになってもマヨネーズは慎重に与えましょう。また、カスタードクリームなども同様に注意が必要なので覚えておきましょう。

 

・乳製品

牛乳を与える事に慎重になる人はいますが、意外とチーズやヨーグルト等加工食品を与えてしまう新米ママも多くいます。発酵食品は体に良いのですが、牛乳たんぱくの「カゼイン」は発酵しても分解されにくい事が、アレルギーを引き起こす原因です。

 

・小麦系

小麦を避けるためにパンやうどん、クッキー等に対してはもちろん慎重になるべきですが、意外と知られていないのが「醤油」です。しょうゆには小麦粉が含まれており、醤油が原因で小麦アレルギーになってしまうこともあります。

 

・薬品系

この時期に処方される事はありませんが、鼻炎やぜんそくで処方される「ステロイド系」の薬品のアレルギーは非常にやっかいです。小児用のものでもアナフィラキシーショックになる場合があるので、下記の「アレルギーの症状」参考に対応してください。ステロイドは体から抜けにくい特性がありますので、救急病院よりも遠慮なく救急車を呼びましょう。

 

・その他

当たり前ですが、刺身などの生ものは当然厳禁です。またレア牛肉や鶏肉などはカンピロバクターに感染してしまう恐れがありますので、十分に加熱しましょう。カンピロバクター感染は食中毒の一種で、それほど重い病気ではないのですが「ギランバレー症候群」の引き金になる事が分かっています。ギランバレー症候群は抹消神経の障害を引き起こし、発症する確率は低いものの後遺症に悩まされるケースも多いことから、十分警戒するべきでしょう。

 

症状や危険度を知っておこう

一歳未満の乳児や離乳時の「サイン」はどのように注意すれば良いでしょうか?下記にまとめてみましたので、参考にしてください。

 

・湿疹

湿疹やじんましんは比較的わかりやすいサインです。少しでも心配であれば小児科へ相談しましょう。アレルギーテストを受ける事もおすすめです。

 

・下痢

これもわかりやすいですね。湿疹同様に心配なら小児科で受診しましょう。

 

・ぐったりする、呼吸が荒い、顔が腫れぼったくなる

これは非常に危険なサインです。アレルギー反応というより、アナフィラキシーショックと見た方が良いでしょう。遠慮せず救急車をすぐに呼ぶ事をおすすめします。薬品アレルギーの可能性がある場合は、服用している薬を持参してください。このケースでは素早い対処がカギとなりますので、もしエピペンを持っていれば迷わず使って下さい。その際は子ども用かを必ず確認することと、救急隊員にエピペンを使った事を報告することを忘れずに。

http://global-news-diary.net/494.html

 

 

あとがき

一概に食物アレルギーと言っても重症度や緊急性など様々ですので、臨機応変に対応できる準備をしておく事をおすすめします。赤ちゃんは話せないですし、何を求めているかが分かりにくい分、少しでも異変を感じるようであればアレルギーの可能性を疑ってみても損はありません。