毎年冬になると、鼻が詰まってきますよね。
鼻をズルズルしながら仕事をしているという方も多いかと思います。
ですがどうして寒くなったら鼻が詰まってしまうのでしょうか。
詳しく調べてみました。
鼻が詰まる原因
鼻が詰まる原因は、簡単に言えば鼻の粘膜が腫れているからです。
アレルギー性の鼻炎の時もそうなのですが、鼻の粘膜が腫れてしまうと、鼻水の通り道が狭くなってしまい、鼻が詰まってしまいます。
ですが鼻炎でもないのに冬に鼻が詰まってしまうのはなぜなのでしょう。
夏や秋は大丈夫なのに、冬だけ鼻が詰まってしまうのは不思議ですよね。
冬に鼻が詰まるのは、冬の空気が冷たいからです。
人間が呼吸をするとき、吸い込んだ空気は体温と同じくらいの温度に温められ、肺へと入っていきます。
ですが冬の冷たい空気を体温並みにまで温めようとすると、他の季節に比べてたくさんのエネルギーが必要になりますよね。
そのエネルギーを生み出すため、粘膜を晴らして通り道を狭くし、空気抵抗を大きくするんだそうです。
空気は通りにくくなりますが、その分だけエネルギー量も多くなり、冷たい空気も体温近くにまで上げられるといいます。
これを「血管運動性鼻炎」といい、アレルギー性鼻炎と違って薬などはないそうです。
簡単にできる対処法
では薬のない血管運動性鼻炎には、どう対処していけばいいのでしょうか。
簡単にできる対処法としては、蒸しタオルがよく効くそうです。
蒸したタオルを鼻に充てるだけで、鼻詰まりがよくなっていきます。
他にもツボ押すという方法もあるみたいですね。
小鼻のわきの少しへこんだところを「迎香」いうのですが、ここを優しく回転させるようにマッサージすると、少し鼻がスッキリするそうです。
手元にペットボトルがあるときは、それを脇に挟むという方法もいいみたいです。
詰まっている鼻と反対側の脇にペットボトルをはさみ、それを押しつぶすようにギュっとしてみましょう。
すると、鼻詰まりが楽になっていくんだとか。
3つとも一時的な解消法ですが、どれも簡単にできますので、鼻づまりで集中できないときや寝苦しい時などに試してみてはいかがでしょうか。
他の原因で鼻が詰まっていることも
ただ気を付けてほしいのは、その鼻詰まりが単に空気が冷たいから鼻が詰まっているから起こっているのではなく、
秋・冬の花粉症や、自律神経の乱れなどによって引き起こされている可能性もあるという点です。
花粉症というと春のイメージが強いですが、秋から花粉の飛散量が増す植物も少なくはありません。
ヨモギやブタクサなんかは、秋の花粉症として有名ですよね。
また春の花粉症の代名詞であるスギの花粉も年明けごろから飛散し始めますので、結局1年中油断できません。
また自律神経の乱れで鼻が詰まっている可能性もあります。
冬になるとどこでも暖房がかかっているかと思いますが、外と室内の温度差が大きすぎると、自律神経が乱れやすくなるのです。
実は冬って夏以上に外と室内の温度差が大きかったりしますからね。
自律神経が乱れた場合、鼻づまり以外の体調不良にもかかりやすいので、体調をしっかりと整えてください。
あとがき
実は冬に鼻が詰まるのは人間の生理的な現象でした。
でも体調不良で鼻が詰まっているわけではないとわかっただけでも、少し気分が楽ですね。
ただそれ以外の理由で鼻が詰まっている可能性もあるので、くれぐれも注意してください。