なんだか知らないうちに節分が近づくと恵方巻きの宣伝が凄いですよね。
コンビニやスーパー、デパートなどで恵方巻きの広告を見かけます。
もはや節分の豆まきを飲み込むほどの勢いになっています。

 

そんな恵方巻きの文化について、いつから流行ったのか、その仕掛け人は誰なのか、元々の恵方巻きの由来はどのようなものだったのか調べてみました。

恵方巻きはいつからこんなに流行ったの?

恵方巻きはいつからこんなに流行ったんですかね?
僕が子供の頃は節分と言えば豆まきというイメージでしたが、いつの間にか豆まきよりも恵方巻きになっている気がします。

 

恵方巻き」という名称が誕生したのは1989年と言われています。最初は広島県で生まれ、その後1998年に全国発売されたそうです。

 

ですので恵方巻きの文化としては誕生したのは割と最近と言えるでしょう。
しかし、1998年とか2000年頃でも正直僕は聞いたことがありませんでした。なので恵方巻きが誕生したのはその頃かもしれませんが流行っていたとまでは言えません。

 

それで、いつから流行ったのかを調べてみようとグーグルの検索トレンドを見てみると、2014年から一気に「恵方巻き」の検索数が倍増しています。2013年までもある程度の検索数はありますが、倍増しているのでここら辺から恵方巻きがコンビニやスーパーでの広告合戦やテレビなどでも取り上げられる程のブームになったのではないかと思います。

確かにコンビニとかで節分になると外にワゴン出してクリスマスケーキばりに恵方巻きを売っているのを見るようになったのも最近な気がします。

恵方巻きのブームを生んだ仕掛け人とは?

今の恵方巻きはもはや一つのイベントみたいなことになっていますが、ブームには仕掛け人というものが必ずあります。例えばバレンタインであれば森永製菓、ホワイトデーは全国飴菓子業協同組合、ハロウィンであればキデイランドなどが有名ですかね。

 

では、恵方巻きの仕掛け人はというとセブンイレブンです。
先程も少し触れましたが、セブンイレブンの野田靜眞さんという方が広島県にある店舗で関西で元々あった風習を取り入れて「恵方巻き」と名付けて販売したところ、売上が良く、それが徐々に広まって1998年に全国のセブンイレブンで販売されるようになったというのが恵方巻きブームのきっかけだと言われています。

 

なので恵方巻きはセブンイレブンが本家みたいなものですね。

恵方巻きの元々の由来はあるの?

これまた先程も触れていますが、恵方巻きという名称はなかったものの、関西では元々節分になると太巻きを食べるという習慣がありました。

 

この文化にも様々な由来があって大阪で行われていた花魁遊びの一つという説や大阪の海苔業界が販売戦略の一環として始めたという説などがあります。

 

その時は当然恵方巻きではなく、丸かぶり寿司や太巻き寿司と呼ばれていたようです。
しかし、もし花魁遊びが本当の由来だったとしたら、これだけ全国的にテレビで扱って、家族みんなで恵方巻きを食べている姿が滑稽になりますね。多くの人が巻き込まれている壮大な下ネタということになります。

 

あとがき

ということで、恵方巻きがいつからこんなにブームになったのか、そしてその仕掛け人や由来について調べてみましたが、あんまり確定的なものもなく、企業の販売戦略に思いっきり巻き込まれている気がして恵方巻きが嫌いになりました。(笑)

 

まだ豆まきやったほうがいいような気もしますが、おそらく家族でやるなら掃除が大変な豆まきよりも恵方巻きのほうが食べるだけで楽だから、恵方巻きにしようという人も多いんでしょうね。
後は何かしらイベントがあればその度に盛り上がれるという人もいるでしょう。