みんなさんは普段デスク作業をしていて、無意識で足を組んでしまうことってありますか?
気付いたらクセになっていて、いつのまにか組んじゃっています。
ですが足を組むのは身体に悪い、とりわけ背骨や骨盤に影響が大きいともいわれています。
足を組んだ時の身体への影響について、調べてみました。
足を組むのは身体の負担になる
デスク仕事をしていると、無意識のうちに足を組んでしまうことはありませんか?
足を組むのがクセになってしまうと、他の場所でもついつい足を組んでしまいますよね。
人によってはセクシーに映ることもありますが、時と場合によっては相手に失礼になってしまうこともあって大変です。
ただアメリカではビジネスの場で足を組むのはむしろ普通だったりもしますが。
足を組むとすぐには立ち上がれませんから、それが「あなたの敵ではありませんよ」「じっくり話し合いをしましょう」というポーズになるみたいです。
余談はさておき、足を組むことは身体に負担のかかることで、あまり良くないという話もあります。
特に背骨や骨盤への影響が大きいといわれていますが…
足を組むと骨がゆがむ?
足を組むと、少なからず身体は傾いてしまいます。
お尻と椅子の接する面積が小さくなってしまうので、安定性が無くなってしまうからです。
そして体が傾いたままの状態が続くと、その影響が骨へも出てきてしまうというのです。
例えば右足を上に組んだ場合、骨盤は右側が前、左側が後ろへと回転することになります。
このとき、身体は本来であれば左に傾くはずなのですが、作業をしていると上半身は正面を向いたままです。
そうすると、背骨がCの字になってしまい、少しずつゆがみができ始めてしまいます。
これだけでも腰痛の原因となり得ますね。
猫背も誘発しやすく、腰痛のリスクをさらに上げてしまったり、姿勢の悪さから肩こりなどの原因になってしまうことも。
また単純に足を組むことで下半身の血流が悪くなり、むくみやすくなるという側面もありますね。
厄介なのは、足を組むのがクセになってくると、むしろ足を組んでいないと違和感、つまり身体や骨が傾いていないと違和感という状態にまでなってしまいます。
むしろ普通に座ることができず、足を組まないとまともに座っていられないという話もあるくらいです。
足を組まないようにするには
どうして足を組んでしまうのかというと、長時間同じ姿勢でいるからです。
長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなってしまい、無意識のうちに身体を動かそうとしてしまいます。
そんな状況で足を組んでみると、筋肉の緊張が緩和されて、すごく身体が楽になるような感覚になりますよね。
それが次第にクセになってしまうわけなのですが…
ではどうすれば足を組むクセが改善されるのかというと、やはりこまめに身体を動かすのが効果的です。
屈伸をしたり、伸びをしたり。
とにかく、長時間同じ姿勢でいるということを避けることから始めましょう。
そして椅子にきちんと座るというのもポイントです。
背筋を伸ばして、足をきちんと床につける。小学校で習うようなことですが、これが大切なんです。
身体が傾かないよう、左右均等に体重をかけてください。
背筋を伸ばすために姿勢矯正用のクッションを使うというのもいい方法ですね。
あとは良い姿勢をキープできるよう、体幹トレーニングも並行して行うといいでしょう。
あとがき
デスクで作業をしていると、ついつい足を組んでしまいがちです。
ですがクセがついてしまうと、背骨や骨盤に影響がでてしまい、さらに足を組まない方が違和感という状態になってしまうことも。
このままだと腰痛や肩こりの原因になりかねませんので、きちんと椅子に座って、よい姿勢をキープすることを心がけましょう。