今年の花粉の量は去年の4倍になるみたいです。
妊娠をするとアレルギーがなくなったり、逆に悪化することもあるようですが、そんなアレルギーの代表格と言える花粉症に妊婦さんがなった場合の目のかゆみ対策をまとめてみました。
妊婦さんが目薬を使っても大丈夫なのか?市販のものでも大丈夫なのか?目薬以外に目のかゆみ対策はどうすればいいのかといったことを紹介しています。
妊婦の花粉症対策で目薬は使っても大丈夫?
妊婦さんの花粉症による目のかゆみ対策で目薬を使っても大丈夫なのでしょうか?妊娠初期なんかは特に薬には敏感になりますよね。
実際に服用したり、使用したりできる薬も限られますし・・・。
ものすごく慎重な方はどんなに安全と言われても妊娠初期に薬と名のつくものは一切受け付けずに気合でなんとかしてきたという方もいます。
では、目薬に関してはどうなのかというと目薬を使っても大丈夫です。
そもそも目薬自体が涙に近い成分になるように作られていることや、目だけに働きかけるように局所的に作られていることなどから他の薬などに比べると問題は少ない と言えます。
受診している産婦人科に相談すれば点眼薬を処方してくれるでしょう。ただ、花粉症として眼科や耳鼻科、内科などで受診をした場合に、妊婦さんということで薬を全くもらえなかったという方もいるようです。
なのでかかりつけの産婦人科に花粉症についても相談すれば間違いありません。もし、産婦人科の次の受診まで目のかゆみが我慢できないというような場合は、市販の目薬でも妊婦さんが使用することができるものもあるのですが注意しなければいけない点があります。
妊婦の花粉症対策で市販の目薬を購入する時の注意点
妊婦さんが花粉症対策で市販の目薬を購入する時に注意しておきたいことがあります。それがプラノプロフェンという成分が使われている目薬です。
この成分は花粉症対策としてアレルギーを抑える目薬にも一部使われています。
例えば、ロート製薬の花粉症やハウスダストなどによるアレルギー対策の目薬として有名なアルガードシリーズにもプラノプロフェンが含まれています商品があります。
妊婦さんは使ってはいけないアルガードシリーズ
「ロートアルガードクリアマイルドZ」
「ロートアルガードクリアブロックEX」
「ロートアルガードクリアマイルドEX」
妊婦さんが使っても大丈夫なアルガードシリーズ
「ロートアルガード」
「ロートアルガードs」
プラノプロフェン自体がアレルギー対策に特化した目薬によく使われているのでパッケージだけみたらプラノプロフェンが使われている目薬のほうが花粉症による目のかゆみには効果的なようには見えますが、妊婦さんは使うことができません。
プラノプロフェンが成分として配合されている目薬の添付書にも妊婦さんは使用することができないという注意書きなどが入っています。
プラノプロフェンという成分は内服薬にも含まれていることがある成分なのですが、動物実験で分娩遅延や動脈収縮などが報告されているためだと思われます。
目薬は外用薬なので一度や二度使用してしまったからと言って特に問題はないでしょう。ただ万が一があっても困るので避けておいて損はありません。
中には病院で妊婦であると言ってもこういった目薬が処方されることもあるようです。市販の目薬を購入する時には薬剤師さんと相談してから購入することをオススメします。
目薬以外に妊婦さんができる花粉症による目のかゆみ対策
目薬以外で妊婦さんが使える花粉症の目のかゆみ対策だと洗眼薬ですかね。洗眼薬は花粉を始めとする目の汚れを落とすものなので使用しても問題ないでしょう。
ただ洗眼薬自体、「使い過ぎると目のバリア機能が低下してドライアイになる」などと言われていたりするのでその辺の判断は個人の判断になってしまうのですが。
洗眼薬がお腹の赤ちゃんに影響を与えるということはまずありません。
その他だと目のかゆみ対策というよりかは極力花粉が目に入らないようにしましょう。例えば、マスクはすると思いますが花粉症対策のメガネにすることも大事ですね。
あとは部屋に花粉を持ち込まない、空気清浄器などできるだけ花粉を体内に入れないようにすることで花粉症の目への影響を少なくするようにしましょう。
あとがき
今年は花粉の量も多いですが、とてつもなく風が強い日も多いので花粉症への警戒は怠らないようにしたいものですね。
妊婦さんだと色々と気を使わなければいけないことが多いですが、花粉症に関しても何か困ったことがあれば産婦人科の先生に聞いておくことが大切ですね。