皆さんはお風呂に入ったとき、肩までつかる派ですか?みぞおちまで派ですか?
昔は肩までつかるように親に言われていたのですが、近年はCMの影響からかみぞおちまでが良いのかな~なんて思っています。
でも実際、どっちが正しいのでしょうか?
今回はお風呂の入り方について、詳しく調べてみました。
CMが正しいの?親が正しいの?
ぬるめ、みぞおち、20分
初めてこのフレーズをCMで聞いたのはもう何年前のことでしょうか?
私もこれを実践していた時期もありました。
ただ今の家では浴室が寒いので、みぞおちまでのお湯だと肩周辺が冷えてしまうんですけどね(笑)
なのでお風呂に入るときは肩までつかるようにしています。
そういえば小さいころは親から「肩までつかれ」とよく言われていましたが、
結局のところ肩までとみぞおちまで、いったいどっちがいいのでしょうか?
CMで言ってたことと、親が言ってたこと、どっちを信じるべきでしょう?
それぞれにメリットのある全身浴と半身浴
結論から言ってしまえば、どちらがいいというものではありません。
肩までつかるのは全身浴
みぞおちまでつかるのは半身浴
と、分けられた入浴法なのです。
メリット・デメリットもそれぞれにあります。
全身浴の場合
まず肩までつかる全身浴の方から紹介すると、
体を温める作用は、全身浴の方が大きいですね。
シャワーや半身浴よりも体の温度が上がっていくスピードが早く、すぐにポカポカしてきます。
肩周辺の血流も良くなるので、肩こりへの効果も高いですね。
水圧作用・浮力作用も高く、体を引き締める効果もあります。
ただしそれらは体への負担も大きくなってしまうので、長風呂をするとむしろ疲労がたまってしまうこともあります。
半身浴の場合
続いて半身浴の場合ですが、
お湯がぬるい分、体を温めるスピードについては全身浴の方が上です。
しかし少しずつ時間をかけて体が温まっていき、最終的には全身浴と同じくらいに身体はポカポカとしていきます。
全身浴に比べて水圧作用も小さいので、長時間入っても体への負担はそれほど大きくありません。
ただ私の家のように浴室が寒いと、肩から上が冷えてしまいます。
その場合は、タオルなどを使って肩をあまり冷やさないような工夫も必要ですね。
よりリラックス効果のある半身浴
といった感じで、全身浴にも半身浴にもそれぞれのメリットがあります。
私は全身浴の方が好きですね!
たっぷりのお湯に入ると、「お風呂に使っているぞ~!」という快感が強く得られる気がするからです。
実際には全身浴よりも半身浴の方がリラックス効果があるといわれていますけどね。
体への負担が少ないため、副交感神経優位の状態になりやすいためです。
ぬるめのお湯が推奨されているのも、やっぱり副交感神経優位になりやすいからですね。
交感神経と副交感神経は、本来バランスよく切り替わるのが理想。
ですが生活リズムの崩れなどによって、この2つのバランスも崩れてしまうと、自律神経が乱れて体に様々な不調をきたしてしまうこともあるのです。
そして自律神経が乱れているときというのは、たいてい交感神経優位の時間が多いともいわれています。
なので入浴を利用して副交感神経優位の時間を能動的に作るのも有効なのではないでしょうか?
あとがき
親の言うこともCMで言ってることもどっちも正しかったお風呂の入り方。
私は全身浴の方が爽快感があって好きですが、肩から上を冷やさない工夫をして半身浴も取り入れてみようと思います。
この季節、みなさんも風邪などひかぬよう、体を温めながらリラックスしてみてはどうでしょう。