皆さんは無意識のうちに貧乏ゆすりをしてしまったことはありますか?
お行儀が悪いイメージのある行為で、周りに注意されてしまった方もいるかもしれません。
しかもなかなか止められなくて困っちゃいますよね。
ですが最近では貧乏ゆすりは健康にいいという話も出てきました。
はたして本当なのでしょうか。
そもそも貧乏ゆすりとは?
貧乏ゆすりというのは、座っているときに無意識に体の一部(主にヒザ)を揺らしてしまう行為をいいます。
昔から落ち着きのない、みっともない行為とみなされ、注意されたことがあるという方もいるかもしれません。
名前の由来としては
・お金がなくて上着が買えない人が寒さに震える様子から
・高利貸しが取り立ての時に足をゆすることが多いから
・足をゆすると貧乏神に取り付かれるといわれていたから
などの説がありますが、ハッキリとしたことはわかっていません。
貧乏ゆすりの原因は?
貧乏ゆすりの原因も、いまだにはっきりとはわかっていません。
・下半身の血の巡りが悪くなったのでそれを解消するため
・足が椅子にぶつかったときに筋肉の収縮が起こり、その反動で収縮が繰り返される
・何もしていないと不安なため、つい足をゆすってしまう(手持無沙汰の解消と同じ)
など、肉体的要因と精神的要因に分かれているみたいですね。これらが複合的な要因となって貧乏ゆすりをしているのかもしれません。
とくに精神的な理由の場合、髪の毛を触ってしまったり、爪を噛んだりなど、そういったクセと傾向が似ているという話もあります。
たしかに貧乏ゆすりは大人になってから出てきたという人より、昔から癖でついやってしまうという方の方が多いですよね。
こういった方が会議など少し緊張する場面になったり、手持無沙汰になってしまうと、つい足をゆすってしまうんだとか。
貧乏ゆすりは健康にいい?
何かとイメージの悪い貧乏ゆすりですが、実は健康にいいのでは?という話も最近出てきました。
貧乏ゆすりが起きるのは、ずっと座りっぱなしで足の血流が滞っているときも多いです。
そんなときに足全体を揺らすと、血流が良くなり、むくみの防止や冷えの解消になるといわれているのです。
他にもストレス発散効果も確認されており、意外と侮れません。
人前で行うとイメージの悪い貧乏ゆすりですが、実は体が冷えているよというサインなのかもしれませんね。
もし貧乏ゆすりができない状況なのであれば、少し席を立って屈伸運動を挟んでみるといいでしょう。
あとがき
人前でやるとお行儀のイメージのある貧乏ゆすり。
でも体にとっては好影響を与える行為でもあるのです。
貧乏ゆすりしがちな人は、足が冷えているかもしれませんので、こまめに動かすといいでしょう。