「もしもしかめよ かめさんよ」の歌いだしで始まる動揺「うさぎとかめ」
この歌にもあるように、カメはものすごく歩みが遅いイメージがありますよね。
でも本当に世界で1番遅いのでしょうか。
詳しく調べてみました。
カメの歩くスピードは遅い
結論から言えば、カメの歩くスピードは遅いです。
ペットサイズのリクガメで言えば、100メートルを歩くのにだいたい20分ほどかかるとi言われています。
時速に換算すると300メートル。
人の歩くスピードが時速4キロくらいだそうですから、13分の1ほどしかありませんね。
ちなみにウサギの走るスピードは時速60~80キロ。
ウサイン・ボルトの世界記録でも時速45キロほどだそうですから、人間が走るよりもさらに速いです。
カメも泳ぐときは最大で時速20キロにもなるのですが、陸上ではまず勝ち目がありませんね。
ただカメによっての個体差はありますし、カメの種類にもよります。
イングランドで飼育されているリクガメの中には、100メートルを6分台で歩くことができるカメもいるみたいです。
時速でいえば965メートルペースだったらしく、平均スピードの3倍以上ですね。
相当なトレーニングを積んだのでしょうか。
またカメではありませんが、スッポンはかなりスピードが速かったりします。
見た目はカメと似ていても、その生態は全く別。
実はスッポンの甲羅ってすごく柔らかくて、あまり防衛向きではありません。
だからこそ噛む力が強いのですが。
外敵から逃げるスピードも速く、カメの比較にならないレベルです。
カメは本当に世界一遅い?
でも本当にカメは世界一歩みのノロい動物なのでしょうか。
実はカメよりも遅い動物が存在します。
その動物とは「ナマケモノ」です。
そもそも全然動かない動物ですよね(笑)
1日中木にぶら下がっていて、そもそも歩くのかという疑問すらもあります。
実際はナマケモノも歩いたりはするのですが、2足歩行ではなく4足歩行で、地面を這うようにして歩くみたいですよ。
歩くための筋肉が全くないんでしょうね。
そのスピードは秒速3センチ!
時速に換算しても108メートル!
カメの約3分の1!
まあナマケモノの場合は陸上の方が天敵が多いので、無理に歩くよりも木にぶら下がっている方が安全なのですが。
他にも陸上の動物で言えばカタツムリやナメクジもかなり遅いです。
そのスピードは秒速で13ミリ。
なんと1センチちょっとしか進みません。
時速でも約470センチしかなく、カメもナマケモノも圧倒する遅さです。
確かにカメも遅いのですが、世界一の座はカタツムリとナメクジの一騎打ちとなっているみたいです。
あとがき
カメの歩くスピードは確かに遅いです。
でもカメより歩みの遅い生き物だってちゃんといます。
すっかり鈍足なイメージがついてしまったカメですが、ちょっとだけ見直してあげてください。