皆さんはペットを飼っていたりしますか?

 

犬や猫って人以上に物音やニオイに敏感ですよね。

 

やっぱりその動物たちの目も、人間よりすごいのでしょうか?動物たちが見る世界は、人間とどう違うのでしょうか。

 

今回は動物が見ている世界を紹介しましょう。

 

ヒトの目の機能

まずヒトの視力について紹介しましょう。

 

ヒトの目は、赤・緑・青の3色の光を感受することが可能です。

 

いわゆる光の三原則ですよね。

 

光を感受することによって、周囲の景色や近くのものが何色をしているのかなどを認識することができます

 

視力はだいたい数十メートル先まで見える程度

 

個人差や環境差などは大きく、習慣的に遠くのものを見ている民族は数キロ先まで見通せるんだとか。

 

視野はだいたい180度になります。

 

真横のものがギリギリ見えるくらいですね。背後に立たれると厳しいです。

 

ヒトの目の特徴はこれくらいでしょうか。

 

他の動物たちが見ている世界

では他の動物はどのように世界が見えているのでしょうか?

 

犬は青紫や黄色の光しか感受できず、実は赤や緑はほとんど認識できていません

 

この2つは、やや黄色がかった色に見えているようです。

 

 

視力もあまりよくはなく、人間で言えば0.2~0.3程度

 

ハッキリと見えているのは2~3mくらいともいわれています。

 

飼い主が近くにいるときはわかるのですが、遠くにいるときはニオイや声で判断しているみたいですね。

 

それに小さなものはかなり顔を近づけないと見えないそうです。

 

そう言われれば確かにそんな仕草が多いような気もします。

 

それでも全体視野は人間よりも広く、暗いところでもよく見えるので、夜中に変な人が来た時も安心です。

 

 

猫も犬と同じく赤や緑は認識できないみたいです。

 

しかも犬と違って、ほとんど灰色に見えてしまうんだとか。

 

 

 

視力は人間の10分の1ほどで、約6m離れた場所にあるものが見えるのが限界

 

ですが暗いところではかなり目が効き、人間が必要な光の6分の1程度の光でも大丈夫なんだとか

 

それに視野の方も人間より広く、200度以上はあるそうです。

 

 

魚類

魚類も種族によりますが、全体的にはかなり視力が悪いそうです。

 

多くの魚は0.1~0.2程度。マグロやカツオなどは優秀だそうですが、それでも0.4ほどだそうです。

 

ただし視野はかなり広く、真後ろ以外はほとんど見えているんだとか。

 

色に関しては魚によって差がありますが、赤・緑・青の3色とも認識できる魚が多いです。

 

むしろそれどころか、人間には認識できない紫外線まで認識できる魚もいるといわれています。

 

視力は高くないですが、かなり優秀な目を持っています。

 

 

鳥類

鳥類の目は非常に優秀です。

 

特にワシやタカといった猛禽類は人間の数十倍もの視力を持っているといわれています。

 

空高くから小さな獲物を捕獲するのですから当然なのかもしれませんんね。

 

それに猛スピードで飛びながら獲物を探しているので、動体視力にも優れています

 

視野も広く、300度以上は見えているでしょうか?

 

色の識別についても赤・緑・青・紫外線すべての認識が可能です。

 

確かによく考えれば色鮮やかな鳥も多いですよね。メスの鳥にアピールするのにも鮮やかさは重要です。

 

それに暗いところでもかなり見えているそうです。

 

夜行性の鳥類が夜間でもハッキリ見えているのは当たり前なのですが、昼行性の鳥でもヒト以上に暗いところに強いといいます。

 

目についていえば鳥類が最強なのかもしれません。

 

あとがき

動物たちはどうも私たちと違う世界を見ているようです。

 

普段身近にいるペットさえも、実は離れているところからは私たちの顔はボンヤリとしか見えていなかったのですね。

 

ちょっと切ない気持ちになってしまうかも…

 

でもニオイや声できちんと判断してくれているはずなので、そこは安心ですね。