春から夏はキャンピングカーでの旅を楽しむ人が増えています。実際にキャンピングカーを所有していなくても、レンタカーの業者も多くなってきたので今年こそ体験してみたい!と思っている方も多いはず。

今回は「どんな種類を選べばいいの?どういう違いがあるの?」と悩む人向けに解説していきたいと思います。ベストチョイスを目指しましょう。

 

キャンピングカーの種類は大きく5つ

キャンピングカーに種類なんてあるの?と思う人もいるかも知れませんが、走行距離や条件、目的地によって大きく5つの種類に分けられます。ぜひ自分の旅行プランに合うものを選んでください。

購入する場合はもちろん、レンタルする時もそれぞれの目的用途に合った選択が必要です。

この5つの種類さえ押さえておけば大丈夫ですよ。

 

キャブコン

まず、キャブコンという種類のキャンピングカーを紹介します。キャブコンとはだれもが想像する「ザ・キャンピングカー」と言えるビジュアルです。まずはこれ乗ってみないと他との比較はできません。

 

 

ベースとなっている車は基本的にトラックです。

特徴として運転席の上の部分にキャビンが取り付けられており、ここが常設の就寝スペースになります。就寝の定員は6名が基本となりますので、キャビン部分以外にもリビングも就寝スペースとして使いますが、就寝時以外はリビングスペースが大きく取れるというメリットがあります。

大きさとしては取り扱いに注意しないといけないという程でもなく、意識する程度でOKです。だいたい5メートル以内なのでにも載せる事ができます

実際に使用した時に感じたデメリットとしては、トラックをベースにしているからか、運転席以外での縦揺れがひどいようです(自分は運転席にしかいなかったので家族の感想です)。

酔いやすい方には注意が必要ですが、運転席はトラックベースというだけあり、なかなかに快適でした。長距離をのんびり運転しているんだと気分も味わえます(笑)

他にも居住スペース以外にもかなりの荷物を収納できる事もおすすめポイントです。運転者としてのデメリットとしては、やはり加速がとても悪いので、普段乗っている乗用車と比べると運転にも注意が必要です。

 

 

バンコン

次にバンコンと呼ばれる種類ですが、ハイエースなどのバンタイプの車がベースとなっています。

 

メリットとしては乗用車感覚で取り回しができる事、縦揺れが少ない事が挙げられます。

デメリットは居住や就寝の空間が限られるので、車中泊が連続するような旅には向いていません。またキャブコンに比べると荷物もそれほど載らないので、キャンプグッズは厳選する必要があるでしょう。荷物が基本的に少ない方や、少人数での旅に向いています。

また自家用車と併用する事もできますので、自分でキャンピングカーを所有した人はバンコン一択と言えます。。最近ではキャビン付きのバンコンもありますが自家用車との併用は難しいので、メリットを活かしきれていない感はあります。

 

 

バスコン

バスコンはマイクロバスをベースに作られています。自分で所有するのは現実的ではなく、レンタカーで借りる事になると思います。

 

 

メリットとしては、基本的にお客さんを運ぶ事を目的とするバスがベースなので、快適さがダントツです。

エアコンの効き居住スペース大きな窓から見る景色も申し分なく楽しむ事ができ、運転席も長距離に向いた仕様となっています。

デメリットはやはりその車体の大きさですね。ギリギリ5メートルのものもありますが、乗用車の駐車スペースには入らないと考えて良いでしょう。道の駅などに停めるのも注意が必要です。

ただしそんなデメリットも吹き飛ばせる程の広さがありますので、一度は体験してみたいですね。

 

 

キャンピングトレーラー

こちらは普段使用する乗用車にけん引をさせる形で活用するタイプです。居住空間というトレーラーを別で引っ張るといったイメージです。

 

 

メリットとしては居住空間の広さが一番に上げられます。自家用車も大きいとそのメリットは最大限になります。他には比較的安価で手に入りやすい事と、現在所有している自家用車を使って旅ができる事ですね。

デメリットは旅先での駐車スペースです。2台分のスペースが必要ですので、色んな街を旅したい場合での活用は難しいでしょう。他にも大きさによってはけん引免許が必要になりますので注意しましょう。

 

 

軽キャンパー

最近のトレンドとしては軽自動車軽トラックを改造した「軽キャンパー」が人気です。

 

 

自家用車として使いながら旅行時はキャンパーとして使用できる事、取り回しも簡単で駐車スペースも簡単に見つける事ができるのがメリットです。3人以下の家族のゆっくりとした旅にはピッタリです。夫婦でのキャンプ旅にもおすすめです。

デメリットとしては載せられる荷物が限られる事、軽自動車なので移動スピードが遅い事、居住スペースが狭い事などが挙げられますが、デメリットに関する心配がない人には良いでしょう。

最近は居住スペースを最大限まで広げるためのポップアップルーフなどもあるので、デメリットは少なくなりつつあります。自分でとことんカスタマイズしやすすく、しかも低予算で色々な工夫をする事ができるので、今後注目していきたい旅スタイルですね。

 

 

あとがき

今回は代表的な5種類のキャンピングカーを紹介しました。ご自分に合ったタイプは見つかりましたか?快適派、カスタマイズ派と色々なタイプがありますが、自分スタイルの旅を実現するためにも、キャンピングカーでの旅を体験してみてはどうでしょうか?きっと新しい発見ができるはずです。