2025年の万博開催地が大阪に決定しました!
大阪万博は1970年以来2度目、日本での万博も2005年の愛・地球博以来となります。
ですが万博のことって意外とあまり知られていませんよね。
万博は何年に1度開かれるのか、そもそも何のために開かれるのか。
今回はそんな万博の基礎知識を紹介していきましょう。
55年ぶりとなる大阪万博開催!
1970年、日本で初めての大規模な万博が開かれました。
ご存知、大阪万博です。
大阪府吹田市にて、太陽の塔をシンボルとしたこの万博は、6500万人近い来場者を記録。
異国の文化や近未来の技術を感じられる数々のパビリオンに、日本中が熱狂しました。
遠方からはるばる大阪に出向いたという方も多いのではないでしょうか。
もっとも、まだ生まれていなかったよという方も多いと思いますが。
そして2025年、再び大阪の地で万博が開かれようとしています。
大阪では55年ぶりのことですね。
2005年には愛知にて愛・地球博が開催されていて、そこから数えても20年ぶりです。
久しぶりの万博、今度はいったい何を見せてくれるのでしょうか。
そもそも万博とは
そもそも万博というのは「万国博覧会」の略称のこと。
さらに言えば「国際博覧会」というのが正しい名称みたいです。
万博については国際博覧会条約にこう定義されています
1.博覧会とは、名称のいかんを問わず、公衆の教育を主たる目的とする催しであって、文明の必要とするものに応ずるために人類が利用することのできる手段又は人類の活動の一若しくは二以上の部門において達成された進歩若しくはそれらの部門における将来の展望を示すものをいう。
2.博覧会は、二以上の国が参加するものを、国際博覧会とする。
これだけ読んでもよくわからないのですが、つまりは「文明や産業の展示会」ということでしょうか?
各国が研究する最先端かつ近い未来に実用可能となる科学技術を、様々な人に見てもらうための催し物ということになります。
万博の歴史は1851年までさかのぼります。
もう180年近く前のことなのですね。
第1回はロンドンで行われ、18万6000ポンドの利益を生むなど、大成功に終わっているみたいです。
この時の会場となった水晶宮「クリスタル・パレス」には多くの人が訪れたといいます。
残念ながら第1次世界大戦中に焼失してしまいましたが…
ですが1889年のパリ万博の際に建設されたエッフェル塔なんかは、今もパリの名物として知られていますね。
日本も1862年ロンドン万博に非公式ながら参加していて、在日イギリス公使のオールコックが日本の品々を出品してくれたといいます。
万博は何年に1回?
かつて万博は大規模な「一般博」、中・小規模の「特別博」に分かれていました。
70年の大阪万博は一般博ですね。
万博といえばやはりこのイメージが強いかと思いますが、他にも沖縄国際海洋博覧会(1975年)、国際科学技術博覧会(1985年)、国際花と緑の博覧会(1990年)など、
実は日本開催の小規模な万博はいくつか行われていたのです。
この当時の万博は不定期に行われていて、特別博は2~5年に1度、一般博に至っては10~20年の期間が開くこともありました。
2005年からは一般博が「登録博」、特別博は「認定博」へ名称が変更。
2005年の愛・地球博は登録博として開催されました。
登録博はこれ以降、5年に1度の開催となり、2010年は上海・2015年はミラノで開催。2020年はドバイで行われる予定です。
そしてその次に2025年の大阪万博となるわけです。
2度目となる大阪万博ですが、いったいどんな未来を見せてくれるのでしょうか?
あとがき
万博は何のために行われるのか、何年に1度行われているのか、意外と知られていませんよね。
とはいえ、きちんと間隔が決められたのもつい最近のことなので、無理もないかもしれませんが。
2025年は久しぶりに日本で、大阪で万博が開催されます。
今度はいったいどんな未来体験をさせてくれるのでしょうか。