誰もが一度は経験した方がいいとされる富士山登山。
コースは様々あり、初心者コースから上級者コースまであります。
今回は一番の上級者コースの御殿場ルートを、ご紹介致します。

 

上級者コースなんか余裕でしょう!と富士山を侮ってはいけません。
計画を立てず登ってしまうと後に厄介な事になるので注意です。
しっかりと計画を立て、準備をし、登山に挑みましょう。
今回は一般的とされる五合目スタートのご紹介とさせていただきます。

富士山、御殿場ルートの登り

初めて富士山の御殿場ルートを登るにあたり、必ず用意してほしいのは経験上地図です。

 

もしくは、地図を見てコースを理解する事をお勧めします。
一本道ではないので迷ってしまうと時間的なロスと余計な体力消費で良いことはありません。
後に説明しますが、下りのコースに迷い込んでしまうとかなりの体力を消費してしまいます。
下ってくる人がいれば間違いに気付きやすいのですが御殿場ルートはその過酷さから人が多くないので気付きにくい傾向にあります。コース間違いには注意しましょう。

 

御殿場ルートで最も過酷なのが五合目から六合目です。
平均的な登り時間は3時半ぐらいとされ、とにかくきついです。笑
砂が多めなので一歩進むと半歩飲み込まれる道が多く結局半歩ほどしか進まないなんて道も多いです。六合目に到着した時には足がパンパンなんて方も多いのではないでしょうか。

 

アドバイスとしてはとにかく足を上げないこと。
大袈裟にいうと引きずる感じです。
足を上げてザクザク進むと最初の方は良いのですが、後々足が上がらなくなってくるので注意です。序盤とは逆に終盤は石が多いので足を上げて進みます。序盤で足を使いすぎないように注意しましょう。また砂利は大変滑りますのでちゃんとした登山靴で挑んでください。

 

登り最後のアドバイスです。
御殿場ルートは登り始めは結構楽な道が続きます。初めて登る際、過酷をイメージしていると「結構楽なのでは?」と勘違いし、かなりのスピードで進みがちです。
僕が悪い例です。笑
楽だからといって最初から飛ばしすぎるのは危険です。
計画を立て、一定のスピードとこまめな休憩をする事をお勧めします。

富士山、御殿場ルートの下り

御殿場ルートの下りは登りに比べ楽に感じました。
登りきった時は疲れすぎて、降りるのが
ものすごい嫌な気持ちになりますが意外に疲れた足でも下れてしまいます。
しかし、長めの休憩は必須なので頂上で休憩は挟みましょう。

 

山頂から七合目につくまでは石や岩が多い道を進みますのでしっかりと足元を見て、滑らないように注意しましょう。ステッキがあると下りやすいです。

 

七合目からは御殿場ルート、下りの醍醐味とてつもなく長い砂走りです。
登りであんなに辛かった砂が下りではすごい楽しいです。笑
一歩で3メートル進むとされていて(実際はそこまで進まないように感じました)疲れた足でも軽快に走れます!
この楽しさから御殿場ルートを選ぶ方も多いです。
下りの注意点としてはサイズのあった靴と対策のされた長いズボンの着用です。
砂に埋もれながら下るので半ズボンやスパッツなどで下ると細かい石が無限に靴に入り込んできます。少量なら我慢しながら下れるのですが我慢しすぎるとびっくりする量の石が靴の中にびっしり!なんて事もあります。

富士山御殿場ルートの注意点

御殿場ルート全体的な注意点としていくつかご紹介致します。

混雑や渋滞が嫌な方に人気の御殿場ルートですが、他のルートに比べ山小屋や休憩所が極端に少ないのも特徴の一つです。食料や水分は多めに用意しましょう。山小屋や山頂で食料や飲み物を買うとかなりの金額を取られてしまうので事前に持っていく事をお勧めします。
しかし、冷たい飲み物に誘惑され買ってしまうのが現実です。笑
ちなみにペットボトル500mgで500円です。
食べ物もたいしたものが売ってないので持参するようにしましょう。
一緒に登った人は弁当を三つ持参してました!

 

また天気もよく見ておくようにしましょう。悪天候の場合足元も危険ですので出来るだけ天気がいい日を選びましょう。しかし、晴れていても日焼けに注意が必要です。
標高が高いので平地に比べ、太陽が近いので火傷に近い日焼けをしてしまいます。
疲れて山頂で昼寝をしている人を見かけましたが休憩する際はタオルなどをかけて休憩する事をお勧めします。

 

あと、トイレも数えるぐらいしかない上に各所にあるトイレは有料です。しっかり用を足してから登山するようにしましょう。

あとがき

注意点は御殿場ルートに関わらず富士山登山にはたくさんあります。
僕のようにノリでいく所ではないので皆様はご注意下さいね。笑
計画を立てしっかり準備してから富士登山を楽しんで下さい。
今回は富士山、御殿場ルートのご紹介でした。